35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

ゲノム検査とこれから

11月中旬に1週間ほど入院しました。

モノを食べれば吐くということを繰り返しており、CT検査では、胃から腸への流れが悪いということがわかり、急遽入院をして、オペをすることに。

 

まず、胃に溜まっているものを対外に出すために、鼻から胃管を入れる。一日入れたのちに、腸への流れ道にステント(人工管)を内視鏡で設置。いつもは、終盤に目が覚めてしまって苦しい思いをするんですが、今回は目が覚めたら終わっていました。

 

この管の閉塞は、腫瘍増大によるものであり、これまでの治療(分子標的薬の治験)は打ち切られることに。そこで、次の治療を模索するために、ゲノム検査を実施。お腹に針を刺して、腫瘍部分から細胞を取り出す生検を、入院中に実施。そして、退院後には、血液から遺伝子を調べるリキッドバイオプシーもやることに。

 

 

 

こうして、ゲノム検査の結果待ちである一方、これまでずっと続けてきた抗がん治療は休止中。副作用はなく、カラダは明らかにラクではあるものの、カラダの中のがん細胞が大きくなっているのではないかと思うと、不安になってしまいます。かと言って、元気に生活はできているので、またクスリによって、その生活を変えることもしたくないなというのも本音のところ。

 

検査の結果は年内には出る予定ですが、私の遺伝子に合致するクスリが見つかるのかはわかりません。いや、見つかる可能性は低いです。現在は待ちの状態ですが、結果が出れば、否応なく判断を迫られます。適合するクスリがない場合に、どのような治療を選択するのか。もしくは、治療そのものをするのかという選択も、しっかりと考えなければなりません。

 

そもそも、ステージ4の胆管がんが見つかり、まもなく5年を迎えられること自体がスゴイわけで、これ以上を望むのはちょっとおこがましいことなのかもしれません。決してあきらめることなく、希望は捨てないつもりでいますが、いずれ自分の運命を受け入れなくてはいけないタイミングは必ずきます。なかなか難しいプロセスではありますが、真摯に向き合って、できる限り納得のいく方向を見つけたいと思います。

 

 

 

 

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