35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ナオさんの日記(22)

第22話は、「普通の日記が書けない」。 日記を書きはじめて、多くの仲間がその日記を見て、ナオさんに「日記書いてよ」というプレッシャーがかかり、うーと唸っているときに「普通でいいから」みたいなコメントに対して出てきた「普通の日記が書けない」とい…

ケモ納め

2017年最後のケモ(化学療法)が終わりました。 エンドレスの治療が続いている中で、こういった区切りをつけることができるのは嬉しいです。 なんとか今年も、週1回の治療を続けてこれました。主治医はもちろん、曜日が変わった時に対応してくれる同じチーム…

企業内でセキララに

おもに保険商品を取り扱う企業で、営業の方向けにお話をさせていただきました。 私の場合は、病気になると思っていなかったので、適当に商品を選び、とりあえず保険に加入していました。もちろん、助かった部分もあります。 かたや、営業の方はもちろん、会…

文春オンライン(後編)

後編が見れるようになりました。 子どものこと、仕事のこと、そして、社会とのつながりについて。 関係性が変われば自己肯定感も高まるし、「権利を与える側と受け取る側」ではなく、お互いにギブアンドテイクみたいなマインドを持って生きていくのが大切な…

ナオさんの日記(21)

死を待つという感覚。 死への恐怖。 生への執着と気力。 そんないろんな想いが率直に綴られているナオさんの日記。 www.huffingtonpost.jp 人はみな、死に向かって生きていくわけです。 その過程のなかで、ナオさんのように、冷静に自分を見つめることができ…

夫婦それぞれの支え方

メットライフ生命との取り組みで実施した座談会。 4回シリーズで展開をしてきましたが、今回が最終回の第4弾。 テーマは、「治療 夫婦それぞれの支え方、パートナーへ伝えたいこと」です。 www.metlife.co.jp 男性3名、女性3名のキャンサーペアレンツの会員…

文春砲!?

文春に載りました。 というのも、ライフネット生命のサポート、文春オンラインに「がんと共に生きる」というコンテンツが立ち上げり、その中のひとつとして、取材をしていただきました。 働きながらステージ4の胆管がんを治療している「エン・ジャパン」の西…

ネクストリボンプロジェクト2018

2月4日は、世界対がんデー。 世界対がんデー - Wikipedia さまざまな、がんに対するイベントが開催されると思いますが、有難いことに「ネクストリボンプロジェクト2018」のイベントにお声がけいただき、お話させていただく機会に恵まれました。 www.asahi.co…

今を無駄にしない

メットライフ生命が運営するメディア「#老後を変える」にてインタビューをいただき、その記事が掲載されました。 www.metlife.co.jp 嬉しかったのは、キレイな写真を撮ってくれたことです(笑)。 被写体はこんななのに、それらしく見えるのはすごい技術です…

2年10ヶ月

がんの告知から、2年10月が経過しました。 体調はなんとかキープできており、すぐに死ぬことはなさそうです(笑) 胆管がん(ステージ4)に5年相対生存率は、2.9%。 もう死んでいてもおかしくない病気ではありますが、最近は逆に「生かされているのでは?」…

広島へ

厚生労働省が主催する「がん対策推進企業アクション」のセミナーが広島で開催され、そこで、がん当事者としてお話させていただく機会をいただきました。 <広島セミナーの開催概要> www.gankenshin50.mhlw.go.jp がん対策推進企業アクションの役割とは、 職…

幸福になる

がんを告知されたとき、ぼくは恐怖感とともに「孤独」を感じました。 なぜ僕だけ?みんな元気そう。僕だけなんだ。。。 そんな気持ちから、ポジシティブになれる(なったかどうかはわからないが)までには、相当程度の時間が必要であった。 治療を継続しなが…

ナオさんの日記(20)

抗がん剤治療をやめてから3ヶ月ほど。 ナオさんの心身にはいろんな変化が現れているようです。それは、ポジとかネガみたいな簡単なものではなく、表現するには難しい、心の葛藤というか、迷いみたいなものが見え隠れしています。 また、着々と終活を進めてい…

自治労通信

全日本自治団体労働組合(自治労)が発行する機関紙「自治労通信」。 2017年11~12月号の特集は「働きやすい職場をまざして」となっており、その巻頭インタビューに、「がん治療と仕事の両立」ということで、私へのインタビューが取り上げられました。 あり…