35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

ナオさんの日記(22)

第22話は、「普通の日記が書けない」。

 

日記を書きはじめて、多くの仲間がその日記を見て、ナオさんに「日記書いてよ」というプレッシャーがかかり、うーと唸っているときに「普通でいいから」みたいなコメントに対して出てきた「普通の日記が書けない」というもの。

 

書かれていることがまっすぐで、そのまま表現できることに、すごいなと思う。また、ここまで冷静に死と向き合えることも驚く。本人はそんな風に思っていないかもしれないけど、僕からすれば、怖いものでしかない「死」が、ちょっとかわってきています。

 

www.huffingtonpost.jp

 

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8月に結婚10周年を迎えました。

 

私は、散々な10周年やね、と笑っていたのですが、夫は忘れずにいてくれました。

私の大好きなアクセサリーブランドがあるのですが、そこの指輪を贈ってくれました。

 

小箱に添えられたメッセージカードには

『ずっと一緒にいよう』

と書いてあり、涙が止まらなくなりました。

 

普通の夫婦が言う『ずっと一緒に』とは違う。

どんな気持ちでこの言葉を書いたのでしょうか。

指輪だって、死んじゃうのに、もったいない...... 現実的

でも、本当にありがたかったです。

 

 

https://cancer-parents.com