35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

9月21日は誕生日

「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」のリリースは、2016年4月1日。エイプリルフール、私自身ががんであることをカミングアウトして、活動がスタートしました。

 

その後、寄付をいただける方や支援いただける会社が出てきたことに伴い、会社の設立を検討し始めました。もちろん、当初から考えていた事業化に向けての準備も含めて。

 

会社にはいろんな形態があること、設立にお金がかかること、あるだけで税金がかかることなどを知りました。スピードと簡易さと目的に即した形態ということで、一般社団法人を選択し、友人の税理士に相談し、行政書士を紹介してもらい、設立準備に入っていきました。

 

設立日。それは、思い入れのある日。準備からはかなりタイトなスケジュールではあったものの、9月21日にしました。

 

キャンサーペアレンツは、私ががん宣告を受けたときに、様々なことに悩んだなかでも、自身のいのちの次に脳裏をよぎったのは「こども」のことでした。だからこそ、こどもをもつがん患者のつながりを作りたいと思ったし、そのための活動をしたいと思ったわけです。

 

すべては、こどもの存在があればこそでした。

9月21日は、私の娘の誕生日です。同じ日に、一般社団法人キャンサーペアレンツが誕生することになりました。

 

2018年9月21日で、がん宣告当時、年長さんだった娘は、10歳になりました。字もちゃんとかけなかった娘が、今では小説を読み、音楽クラブでトランペットを演奏し、友達同士だけで遊びにいくようになりました。

 

 

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誕生日に仲間から届いたプレゼント。世界にひとつだけのじゃがりこ。

 

 

一般社団法人キャンサーペアレンツも2歳になり、3年目に突入しました。

1名からはじまったコミュニティには、2,000名を超える仲間が集まりました。5,500を超える日記、2,500を超えるつながり、380,000を超えるPV、42,000を超えるセッション。

数え切れない方々のサポートによって、ここまで来ることができました。

 

5年生存率2.9%ー

そんながんである私も、がん宣告から4年目です。このままいけば、5年までたどり着けそうです。ここまで来れたのは、キャンサーペアレンツの存在、この活動を通じて出会った仲間、そして、家族がいたからこそ。

 

つながりは、生きるチカラになる。

これからもこのテーマを掲げて、様々な取り組みを行っていきたいと考えています。事業化についても、楽しみながら、チャレンジを続けていきます。

 

これからも温かいご支援をお願いします。

 

 

 

https://cancer-parents.com

 

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