看護学科の学生へ
看護学科の学生さん約250名へ、お話をさせていただく機会をいただきました。
タイトルは、「35歳でステージ4を宣告されたビジネスマンが、看護学生に伝えたいこと」というおどろおどろしいものになっていて、学生の相当な先入観が働いていた可能性は否定できません。
学内にある大きなホールで行われた講演には、必須授業ではないにも関わらず、多くの学生さんにお越しいただきました。
質問をしてくれたり、講演会後に話かけてくれたり。
看護師が担う役割に、何か感じてもらえるものがあったのであれば、うれしい。
1年生から4年生まで、参加者のみなさんから感想をいただきました。
このほかにも、たくさんの意見があり、ホントに全部紹介したいぐらいです。本当にありがとうございます。
私が伝えたかったこと。
もちろん、患者の生の声を知って、看護に活かして欲しいということはもちろんあります。ですが、もっと大事なのは、私も患者である前に、一人の男性、お父さん、サラリーマンです。そして、参加した学生も、看護師を目指す人である前に、一人の人であり、誰かの子であり、社会の一員なんです。
そして、一人がもつ命には限りがあるということ。これは、どんな人でも同じ。
そのときに、自分は何をするのか。また、そのことを意識できているか。
今後もこういった機会を通じて、「患者」のイメージを覆しながら、がんに対する理解を広げていきたいと思います。キャンサーペアレンツの活動の柱は、やはりココにあります。