35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

看護学科の学生へ

看護学科の学生さん約250名へ、お話をさせていただく機会をいただきました。

タイトルは、「35歳でステージ4を宣告されたビジネスマンが、看護学生に伝えたいこと」というおどろおどろしいものになっていて、学生の相当な先入観が働いていた可能性は否定できません。

 

学内にある大きなホールで行われた講演には、必須授業ではないにも関わらず、多くの学生さんにお越しいただきました。

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人、群衆、室内

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、画面、室内

 

質問をしてくれたり、講演会後に話かけてくれたり。

看護師が担う役割に、何か感じてもらえるものがあったのであれば、うれしい。

 

f:id:nishigucci2492:20171120144331j:plain

1年生から4年生まで、参加者のみなさんから感想をいただきました。

 

 

f:id:nishigucci2492:20171120144426j:plain

 

 

f:id:nishigucci2492:20171120144501j:plain

 

 

f:id:nishigucci2492:20171120144534j:plain

 

 

f:id:nishigucci2492:20171120144611j:plain

 

 

f:id:nishigucci2492:20171120144652j:plain

 

 

f:id:nishigucci2492:20171120144735j:plain

 

 

このほかにも、たくさんの意見があり、ホントに全部紹介したいぐらいです。本当にありがとうございます。

 

私が伝えたかったこと。

もちろん、患者の生の声を知って、看護に活かして欲しいということはもちろんあります。ですが、もっと大事なのは、私も患者である前に、一人の男性、お父さん、サラリーマンです。そして、参加した学生も、看護師を目指す人である前に、一人の人であり、誰かの子であり、社会の一員なんです。

 

そして、一人がもつ命には限りがあるということ。これは、どんな人でも同じ。

そのときに、自分は何をするのか。また、そのことを意識できているか。

 

 

今後もこういった機会を通じて、「患者」のイメージを覆しながら、がんに対する理解を広げていきたいと思います。キャンサーペアレンツの活動の柱は、やはりココにあります。

 

 

https://cancer-parents.com