今年最後のお手紙
3月に行った、がんの授業のお手紙が、彼らが卒業してから届きました。
今ごろは、それぞれの環境で頑張っているんだろうと思います。みんなのチャレンジが素晴らしいものになることを願うばかりです。
届いたのは、3クラス分、100名ほどの生徒たちからです。
のっけから、「西口先生へ」と書いているけど、ぼくは先生ではありません(笑)
まぁ、慣例として、お話をしてくれた人のことを「〇〇先生」と呼ぶのかもしれませんが、なんともまぁ聞きなれない、違和感のかたまりです。
ぼくは先生なんかではなくて、どこにでもいるような人。お父さんと同じ世代の人。
普通に働いて、健康でもなく不健康でもなく、多少ムリもしたり、でもそれなりにやってきた、どこにでもいる、みんなのお父さんと同世代の人。
そんな人が、「がん」になったら、どうなるのか。
え、そもそも「がん」になるの?
働けるの?生きていけるの?家族はどう接すればいいの?
そんな風に、他人ごとではなく、「自分ごと」として捉えてほしい。
今日、僕はとても今日の事で希望もあるのだと考えることができた。僕と西口さんが明日会える確立は何%だろう?
あと、2年後も3年後もまた来て下さい。
今日のお話を聞いて、ガンになってしまったら、“自分を見つめなおすことができる”と思いました。今、病気と戦っている西口さんを応援しています。頑張ってください。
ただ聞くだけでなく、参加制でとても楽しかったです。
先生のノリが本当に面白くて、ガンをわずらっているとは思えないくらい、こちらが逆に元気付けられました。
家に帰ったら親に今日の話をしたいと思います。
今回も色んなコメントがあり、お話してよかったと思いました。
これからの人生の中で、何かのヒントになれば嬉しいし、そうなることを願う。
そして、また来年、この学校に戻って、今の3年生にもお話をしたい。
それまで、元気に生きていたい。