NHKジャーナル
NHKのラジオ番組「NHKジャーナル」に出演させていただきました。
1週間にわたって、「がんを考える」という特集が組まれており、その最終日のテーマは、「子育て世代の患者の支援」ということで、こどもに親のがんをどのように伝えるかが主題でした。
私自身の考えだけでなく、キャンサーペアレンツ会員のみなさんに協力いただいたアンケート調査や、実際の生の声もあわせてコメントさせていただきました。
こちらから、音声が確認いただけます。
キャンサーペアレンツで実施したアンケート結果はこちら
生放送の緊張感はあったものの、和やかな雰囲気の中で進めることができました。このような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
がんアライ部
がんを治療しながら働く「がんと就労」問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」発足
働き方改革として、がん罹患者がいきいきと働くことができる職場や社会を目指しますがんを治療しながら働く「がんと就労」問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」(代表発起人:岩瀬大輔、功能聡子、URL: https://www.gan-ally-bu.com/)が発足したことをお知らせします。「がんアライ部」は、「がんと就労」を社会的な課題と認識する7人の発起人が設立し、がんを治療しながら働くがん罹患者が、いきいきと働くことができる職場や社会の実現を目指します。
このプロジェクトに、発起人の一人として、参加させていただきます。
がんアライ部のホームページ
樋口宗孝がん研究基金
このたび、一般社団法人キャンサーペアレンツは、「樋口宗孝がん研究基金」の第5次助成金交付先に採択されました。本当にありがとうございます。
樋口宗孝がん研究基金(MHF:Munetaka Higuchi Foundation for Cancer Awareness and Research)
※樋口宗孝がん研究基金(MHF)とは・・・
2008年に肝細胞がんで亡くなった LOUDNESS のドラマー、樋口宗孝さん。自らがドラマーとして音楽活動を続けるだけでなく、ミュージシャンを目指す若者の教育にも熱心であった事から、樋口さんの名前を冠した「樋口宗孝がん研究基金」は、次の世代を担う子供たち、若者たち、特に、がんという病と勇敢にも闘う子供たち、若者たちを応援することを目的として設立されました。
樋口さんの想いを感じながら、大切に大切に、キャンサーペアレンツの活動に活用させていただきます。
ナオさんの日記(14)
生きるということがどういうことなのか。
心臓が動いていることなのか、それとも・・・
長く生きればいいのか、それとも・・・
短く太く生きるていくのか、それとも・・・
いろんな想いが交錯する日記です。
入学式に参加できた喜びは、僕も同じでした。
振り出しに戻る
最近、活動の幅(というかキャンサーペアレンツに関係のないことも)が広がってきている。嬉しいことではあるものの、果たしてそれでいいのか?ということも思い出している。
そもそも、キャンサーペアレンツを立ち上げたのは、周囲に同世代のがんサバイバーがおらず、誰にも相談できない状況があり、その状況を変える(改善する)ためであった。
そこから自分が「元気なこと」をいいことに、あれもこれもとやってきて、そもそものキャンサーペアレンツの原点みたいなものがちょっと置いてきたような感覚になっている。
様々なことをこれからもやっていくものの、やはり最優先で考えるべきは、「サービスをつくる」ということ。これがすべてのベースにあり、これがあるから次の展開がある。もちろん、会員の獲得やマネタイズも。
限られた時間の中で、優先順位をつけていかないといけない。
僕の中であらためて、「何がしたいんだっけ?」という問いをしながら。
悩めることも、生きてることだし。
行き詰まることも、生きてることだし。
何があっても、生きてる。
がんばろ。
大学の寄附講座
慶應大学湘南藤沢キャンパス(慶應SFC)で行われている、01Booster社が主催する寄附講座。
この講座の一コマとして、キャリアや生き方、原点、きっかけみたいなテーマのときに、登壇をさせていただきました。
ちょうど、4年生は内定式の日とかぶり、人数は少なめではありましたが、積極的に質問は出るし、終わってからも話かけてくるし、熱量の高さを感じました。
「死」から逆算してサービスを展開しているという話、滅多に聞けない。#sfczero1
— Yu (@fignon03) 2017年10月2日
伝えたいってお気持ちすごく感じたし、登壇者のお三方の目が暖かい
— えりんぬぬ (@eringorirappant) 2017年10月2日
こんなに素敵な授業も久しぶり#sfczero1
三者三様ユニークなお話ですごく嬉しい。お三方はなぜ「わざわざこの僻地に来て話をする」ということに時間を割いてくれたのだろう。 #sfczero1
— 五代目(髙城 栄一朗) (@x5daime) 2017年10月2日
長谷川京子の旦那さんきた笑#sfczero1
— すみれんれん (@sumire_xoxo_) 2017年10月2日
慶應SFCにははじめていきましたが、キャンパス以外周りに何もなく、勉強や研究に没頭できる環境で、いいなーと思いました。都心にある大学とはまったく違います。
こういった機会があれば、また参加したいです。
Global Patient Week
ある外資系製薬会社の取り組みとして、年に1度、全社で仕事の意義を見つめなおすことを目的として、「Global Patient Week」を設けている。
その中で、患者の立場で話をする機会をいただき、僭越ながらお話をしてきました。
がん告知前後の気持ちや、そこからどんなことを感じて、キャンサーペアレンツの活動をはじめて、今に至るのか。今の病状、仕事のこと、家族のこと。ぶっちゃけでお話をしてきました。
「患者とともに社会をつくる」ことが大事。
患者が中心ではなく、社会が中心にある。患者も会社も医療者も、みんなで力をあわせて、社会をつくっていくことが大事。そんなこともお話しさせていただきました。
(キャンサーペアレンツと協働しましょう!という話なんですけども)
素敵な写真もたくさん撮影いただきました。
貴重な機会をいただき、本当にありがとうございます。
高校で「がん教育」
都内の高校1年生向けに、「がん患者が伝えたいこと」というテーマでお話をしてきました。
進学率の高い高校ということもあり、頭髪の色は真っ黒。いまどきの高校生を知らず、驚き。彼らは16歳。私は37歳。まぁ、こどもでもおかしくない年代ですから。そう思えば、コワイ・・・。
昨年もお話をさせていただいた学校なんですが、その時に「来年も元気に、この場に帰ってきます」とお約束をしたのを覚えていただいていて、「今年も!」とお呼びいただきました。ありがたいです。
生徒だけでなく、多くの先生がたにも聞いていただき、お話しのあとには、「私も関西の出身ですよ」「何回も笑っちゃいました」「友人ががんで」など、お声がけいただいいて嬉しかったです。
この後、また生徒の感想文を送ってもらう予定なので、それを見るのが今から楽しみです。
そして、来年も帰ってきます!と約束して、締めくくりました。
こういった活動を通じて、僕もたくさんの元気をもらっています。やっぱり、アクションすることは、ポジティブにつながります。
座談会の様子が記事になりました
メットライフ生命様との取り組みで、座談会を実施しました。
テーマは、がんと診断されたとき、家族でどのように向き合ったのか。このテーマを男性、女性それぞれで話しを伺い、どのような違いがあるのかを確認していきました。
その第1段が、公開となりました。
話は尽きることなく、長時間におよびました。
今年の5月のお話だったのかと思うと、感慨深いものがあります。
これから、続々とコンテンツがリリースされていきますので、是非ご期待ください。
それにしても、男女でこうも差があるものかと、驚きました。笑
※こういった取り組みを通じて、子育て世代、働く世代のがん患者の声を発信し、社会のがんに対する理解を広げ、がんになっても生きていきやすい社会を目指して、キャンサーペアレンツは活動を続けていきます。
ナオさんの日記(13)
死ぬときは、前のめり。
なんなんだこの言葉は!というぐらい、ナオさんにしか言えない言葉。
死を前にして、人は無力。でも、考えて、行動することはできる。事実は一つでも、その捉え方を、意味を、かえることはできる。
キャンサーペアレンツの出会いが、ナオさんの意思決定に影響を与えたことも、立ち上げたものとして、率直に嬉しいです。こうして、いろんな想いがつながっていくことが、気持ちを前に向かせるんだと思う。