35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

時間軸

5年後、10年後。

それは、当たり前に来るものだと思っていた。なんの疑いもなく。自身の将来、こどもの将来を考え、今、行動する。そう、それは、来るべき未来のために。

でも、こどもが進路で悩んだり、いきいき仕事をしたり、結婚、出産を経験して、大人になる姿を見れないかもしれないと思えば、どうなる?

 

いま、できることは何か?

いま、やりたいことは何か?

 

当たり前ではない日常が続いていき、5年後になり、10年後になる。

その奇跡を忘れてはいけないし、僕は忘れることはできない。そのことに気付けたことに、僕は「がん」という病気に感謝しなくてはいけない。

 

病状としては3カ月ごとの勝負ではあるが、3カ月の連続の先に、未来がある。

時間と命は、有限である。だから、いまを生きる。

 

 

http://cancer-parents.com