時間軸
5年後、10年後。
それは、当たり前に来るものだと思っていた。なんの疑いもなく。自身の将来、こどもの将来を考え、今、行動する。そう、それは、来るべき未来のために。
でも、こどもが進路で悩んだり、いきいき仕事をしたり、結婚、出産を経験して、大人になる姿を見れないかもしれないと思えば、どうなる?
いま、できることは何か?
いま、やりたいことは何か?
当たり前ではない日常が続いていき、5年後になり、10年後になる。
その奇跡を忘れてはいけないし、僕は忘れることはできない。そのことに気付けたことに、僕は「がん」という病気に感謝しなくてはいけない。
病状としては3カ月ごとの勝負ではあるが、3カ月の連続の先に、未来がある。
時間と命は、有限である。だから、いまを生きる。