がん治療と仕事
先日行われた「がんと就労セミナー」の様子がニュースになっていました。
多くの方に見て頂き、理解が進むことも願っています。
告知から丸二年
2015年2月。胆管がんであることを告知されました。
すぐに手術をしましたが、腹膜とリンパ節に転移があり、原発部分を切除できず。ステージは4段階の4。それから今日に至るまで、全身化学療法を続けてきました。
吐き気、食欲不振、倦怠感、肌荒れ、吹き出物などの様々な副作用と付き合いながら。
抗がん剤のアレルギー反応による使用中止。
セカンドオピニオンでの、こんなにも元気なのは奇跡だという発言。
2年前、2年後のことを想像できなかった。
死ぬかもしれないという恐怖。この先の生活への不安。親より先に、子どもよりも先に逝くかもしれないという悔しさ。そんなもので支配されていた。
奇跡の連続で、ここに、いま、生きている。
ステージ4のがんであっても、なくても、ここに、いま、生きていることは奇跡。
そう思えたのは、ステージ4のがんになったから。
これからも奇跡は起こるかわからない。
あてにもしていない。
あるのは、今を生きることだけ。
明日を迎えられることの喜び。元気に生活できることのうれしさ。
おいしいものが食べられる幸せ。必要としてくれる人がいるという生きがい。
予断を許さない状況は続いていく。
でも、まだまだ、元気で、生きていきたい。
死ぬまで、生きていきていたい。
ハフポブログ #10
10回目の更新です。
正社員を辞めて、新たな働き方をはじめる。キャンサーペアレンツの活動を本格的に巣進めていく。そんなシーンです。
この手紙を読んだときには、言葉が出ませんでした。
がん治療と仕事の両立
去る2月13日(月)に、エン・ジャパン主催のセミナーを開催しました。
国立がん研究センターの若尾先生をお招きして、「がんと就労」をテーマにしたものです。
50名を超える企業の経営者や人事の方にお越しいただき、非常に有意義な時間となりました。少しでも、がん治療の理解が深まり、仕事との両立が進んでいくことを願っています。
会場は満席。関心の高さを感じることができました。
事例として、エン・ジャパンのことを話しました。お互いが歩み寄り、お互いのためにというスタンスがあったからこそ、働けていると感じます。
まだまだこれからのテーマではありますが、着実に前進させていくためにも、微力ではありますが、活動を続けていきたいと考えています。
お手伝いいただける方を探しています
キャンサーペアレンツを共に創り、社会を変えるエンジニアを探しています。
少しでもご興味をお持ちいただければ、お問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
愛知県がんセンター
愛知県がんセンターに訪問してきました。
子育て世代、働き盛り世代のがん患者のための取り組みがなにかできないか。その打ち合わせの機会をいただきました。
最寄り駅の改札から、案内標識がいたるところにありました。
道中には、大きな看板も。
到着。大きな病院。
エントランス。中に入れば、多くの患者さんがいらっしゃいました。
3月25日(土)に開催する、「キャンサーペアレンツの集い in Nagoya」の会場。立派すぎて、びっくり。
時間のない駆け込んだ、なご家というお店の、パイタン麺。おいしかった。
朝日新聞“ひと”
がんと就労セミナー
エン・ジャパン主催にて、「がんと就労」セミナーを開催します。
私自身が感じた、がん当事者としての悩みや迷いを知ってほしい。そして、少しでもがん治療と仕事が両立できることを知ってほしい。
国立がん研究センターの若尾先生をお招きして、企業の経営者・人事担当者むけに実施をします。
少しでも、がん患者の理解が進むことを願っています。
【開催概要】
日時:2/13(月)16:00~18:00
場所:エン・ジャパン株式会社内(新宿アイランドタワー35F)
講師:若尾 文彦先生(国立がん研究センター がん対策情報センター長)
西口洋平(キャンサーペアレンツ代表、エン・ジャパン人財戦略室)
平原恒作(エン・ジャパン人財戦略室 室長代理)
内容:
・働く世代のがん罹患者を取り巻く状況について
・がん罹患者と就労の両立支援について
・ケーススタディ(事例:エン・ジャパン株式会社)