製薬会社の研究所にて
研究所で働く方々向けにお話しをさせていただきました。
がんになるまで、告知時の心境、付き合い方、仕事のこと、そしてがんになってからの考え方。
強制ではないにも関わらず、100人以上の方に参加いただきました。
ありがとうございます。
読売新聞
1月に千葉で行われたフォーラム「がんと生きる」の内容が、読売新聞にて紹介されました。私は末席ではありましたが登壇をさせていただき、お話をさせていただきました。
がん治療と仕事
先日行われた「がんと就労セミナー」の様子がニュースになっていました。
多くの方に見て頂き、理解が進むことも願っています。
告知から丸二年
2015年2月。胆管がんであることを告知されました。
すぐに手術をしましたが、腹膜とリンパ節に転移があり、原発部分を切除できず。ステージは4段階の4。それから今日に至るまで、全身化学療法を続けてきました。
吐き気、食欲不振、倦怠感、肌荒れ、吹き出物などの様々な副作用と付き合いながら。
抗がん剤のアレルギー反応による使用中止。
セカンドオピニオンでの、こんなにも元気なのは奇跡だという発言。
2年前、2年後のことを想像できなかった。
死ぬかもしれないという恐怖。この先の生活への不安。親より先に、子どもよりも先に逝くかもしれないという悔しさ。そんなもので支配されていた。
奇跡の連続で、ここに、いま、生きている。
ステージ4のがんであっても、なくても、ここに、いま、生きていることは奇跡。
そう思えたのは、ステージ4のがんになったから。
これからも奇跡は起こるかわからない。
あてにもしていない。
あるのは、今を生きることだけ。
明日を迎えられることの喜び。元気に生活できることのうれしさ。
おいしいものが食べられる幸せ。必要としてくれる人がいるという生きがい。
予断を許さない状況は続いていく。
でも、まだまだ、元気で、生きていきたい。
死ぬまで、生きていきていたい。
ハフポブログ #10
10回目の更新です。
正社員を辞めて、新たな働き方をはじめる。キャンサーペアレンツの活動を本格的に巣進めていく。そんなシーンです。
この手紙を読んだときには、言葉が出ませんでした。
がん治療と仕事の両立
去る2月13日(月)に、エン・ジャパン主催のセミナーを開催しました。
国立がん研究センターの若尾先生をお招きして、「がんと就労」をテーマにしたものです。
50名を超える企業の経営者や人事の方にお越しいただき、非常に有意義な時間となりました。少しでも、がん治療の理解が深まり、仕事との両立が進んでいくことを願っています。
会場は満席。関心の高さを感じることができました。
事例として、エン・ジャパンのことを話しました。お互いが歩み寄り、お互いのためにというスタンスがあったからこそ、働けていると感じます。
まだまだこれからのテーマではありますが、着実に前進させていくためにも、微力ではありますが、活動を続けていきたいと考えています。