古巣で、キャリアセミナー
2002年にエン・ジャパンに新卒1期生として入社し、紆余曲折ありながらも、リーマンショックや東北大震災を経て、2012年からの4年間、グループ会社である「エンワールド・ジャパン」に勤務しました。
エンワールド・ジャパンにいるときに、がんが見つかり、治療しながら働くことについて考えましたし、これからのキャリアのことについても考えました。
2016年7月には、親会社であるエン・ジャパンに人事として戻ることになります。これは、僕自身のわがままによるもので、会社がそれを受け入れてくれました。
がんが見つかって1年間、治療しながら働き、元気に生活することができました。しかし、予後の悪いがん。いつまでこの状況が続くのかはわかりません。死ぬまでにチャレンジしたいこと、キャンサーペアレンツの活動に注力したい。かと言って、これまでお世話になった会社をすぐに辞めれるかと言えば、恩返しもできずにというのは違う。
そんな気持ちを率直に社長に伝えたら、両方やればいいと。キャンサーペアレンツの活動もやればいいし、会社のことも手伝って欲しいと。
それからは、エン・ジャパンに籍を置きながら、キャンサーペアレンツの代表として、2足のわらじで活動をしています。
そんな僕が、このキャンサーペアレンツをどんな想いで立ち上げ、ぶっちゃけ仕事になってるの?お金になってるの?エンワールドでの経験は活かされているの?みたいな話をして欲しいということで、僭越ながらお話をしました。
若いメンバーが中心なので、「がん」という病気にも誤解があるし、治療しながら働くということを考えるいい機会でもあるので、そのあたりのお話もさせていただきました。
エン・ジャパンと、エンワールドで重ねてきた経験は、キャンサーペアレンツの活動を進めていく中で、大きな糧になっています。
営業、メリットとデメリット、安売りしない、達成欲、世の中にいいことがしたいという仕事価値観など。でも、逆にビジネスをやろうと思って、うまくいかないこともたくさんありました。それでも、諦めずにやり続けてきてイマがあります。そして、これからもやり続けていきます。
質問も受付ながら、お話をしました。当然ですが、みんなビジネスパーソンなので、キャンサーペアレンツの事業が気になるようで、事業やビジネス、マネタイズに関する話や、どうすれば活動のサポートができるのか、もしくは自身の営業活動でできることはないのかと、そんな有難い言葉もたくさんいただきました。
これからは、患者だけがんばっても、医療者だけがんばっても、病院だけでがんばっても、会社だけがんばっても、家族だけがんばっても、行政だけがんばっても、うまくいきません。いかに、みんなを巻き込んで進めていけるかどうかが大事になります。
そういった意味では、エンワールドのみなさんと一緒にビジネスができればいいなーと思ったり、何か協働できる道を模索しながら、その中で、より活動のこと、がんのこととを知ってもらえるのではないかと考えています。
東京での開催となりましたが、各地から遠隔で参加している方もいて、多くの方にご参加いただきました。みなさま、本当にありがとうございます。
参加された方からの感想
西口さんと同じ境遇の方から、昨日のようなセミナーを受ける事はおそらく今後一生ない事だと思います。非常に貴重な体験と話を聞く事ができました。
非常に心を震わせられるお話でした。意志の力の強さを改めて考えさせられました。重いテーマにもかかわらず、西口さんの人柄や話し方のおかげで終始楽しく聞くことができました。
何よりも前向きに物事を進めること、やるとおもったら即やる、病気と闘う中でこのような強い意志を持っていることに非常に感心しましたし、マインドというところで非常に勉強させて頂きました。
みなさんにとって、良い機会になったようで嬉しかったです。
このような機会があれば、どこでも出かけていきますので、よろしくお願いいたします。
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