35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

NTTドコモ関西支社へ!

少し時間が経過してしまいましたが、昨年末、NTTドコモ関西支社で行われた、がん治療と仕事の両立に関する、管理者向けの講習にお声がけいただき、お話をさせていただきました。

 

部署横断でダイバーシティ推進を進めている中で、今回のテーマがコレでした。ずいぶんと前から企画をされていて、運営の方はもちろん、参加されている方々も非常に積極的に参加されていて、スゴイなと感じました。

 

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私のつたない話にも耳を傾けてくれました。管理者の方ばかりなので、ちょっと緊張しましたが、何度か笑ってもいただけました。

 

 

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私の話よりもメインは、みなさんが私の話を受けて、もしくはこれまでの経験やイメージなどを踏まえてのディスカッション。こんなスライドを出して、みなさんで話し合っていただきました。

 

 

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15分という時間をとりましたが、それでは足りないぐらい熱く話をされていました。その後、「自分が」「同僚が」チームに分かれて話をしていただいた内容を、みなさんにシェアいただきました。

 

 

私の話だけでなく、保健師の先生からのお話や、労務の方から実際の制度のお話など、中身の濃い時間でした。

 

感じたのは、話し合うきっかけがあれば、関心のあるテーマであるということです。どうしても、がんに罹患した社員が出てきてから、あわてて議論をするのはおかしいし、とは言え、何もないときに、どんなきっかけで話をすればいいのかわからない。

こんな人や組織が多いような気がします。

 

だからこそ、定期的に、避難訓練のように、場をつくることが大切だと感じます。目の前の業務から少し離れて、部署内で会話をする。すると、理解が進むかもしれないし、制度や風土に関して意見が出るかもしれない。自身ががんになったときに、こんなことを会話できる職場なら安心できるかもしれない。同僚ががんになったとき、あわてずに接することができるかもしれない。

 

避難訓練は、いくらやっても、実際の災いが起きたときにはその通りにはいきませんでも、やっていると、必ずや助かる人が増えるものです。

 

そういった意味では、様々な会社や組織、自身のリスクに対して、日ごろから話し合っておくことは、とても大事だと思います。

 

そんなことを言いながら、自身の死というものについて、なかなか家族との間で避難訓練できていないので、エラそうなことは言えません・・・。

 

 

 

https://cancer-parents.com

 

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