35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

39歳になりました。

2018年10月8日、39歳になりました。

たくさんの方にお祝いのコメントをいただき、本当にありがとうございます。

正直、ここまで来れると思っていませんでした。なにか、変な感じです。

 

 

35歳で、ステージ4のがんを告知されて(5年生存率2.9%)、先行きもわからず、でもそれなりに楽しく生きてきました。あれよあれよというまに、告知から3年半が経過したわけです。

元気なんです。それは、主治医も驚くほど。

 

 

こんなに元気だと、ヘンなことも起こるわけです。

たとえば・・・

『病気になる前よりも、仕事が忙しい』

『元気すぎて、取材などで拍子抜けされる』

『病気になった時、あわせてていった旅行の意味を考える』

『短いと思っていたから、長生きすることが不安に変わる』

『がんが治った人、がんを克服した人と、間違われる』

などなど。

 

 

まぁ、それはそれで楽しんでいます。

 

 

相変わらず、私のおなかの中には、がん細胞があります。手術ができず、現在の抗がん剤治療では、それがなくなることもありません。治療が終わることもありません。エンドレスです。

 

そんな状況にも関わらず、ここまで元気に、普通の生活ができていることには、何か理由があると思わざるをえません。

 

 

自身の問題から、勝手に必要性を感じて、キャンサーペアレンツを立ち上げた。

たくさんの出会いの中で、勝手に役割を感じて、キャンサーペアレンツを続けてきた。

こどもがどう想うかは関係なく、勝手に考えて、今の仕事が生きた証になればと考えてきた。

 

勝手にやってきたんです。自分がやりたいから。

 

でも、そこには何か意味があるんじゃないかと、勝手に考えています。

 

別にこういう考えを誰かに押し付けることも、強要することも、理解してほしいわけでもありません。そういう風に考えたほうが、自身で納得できるということだと思います。そうなんだと思います。35歳でがんになった理由が欲しいだけなんだと思います。こんな活動をやっていることに、理由が欲しいだけなんだと思います。それだけなのかもしれません。

 

 

現在、キャンサーペアレンツは、会員数が2,300名を超えました。

周囲に同世代のがん経験者がまったくいなかった状況が、一変しました。ここには、たくさんの仲間がいます。もう孤独ではありません。

 

 

これからも、僕の勝手にお付き合いいただける方がいればいいなと思いますし、より良いサービスにするために、ご協力いただける方がいればいいなと思います。

 

39歳になれたのは想定外ですが、これからも勝手に生きていきたいです。

 

これからも、よろしくお願いいたします。

死ぬまで、よろしくお願いいたします。

 

 

 

https://cancer-parents.com

 

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