ヘルマン
Hermann H.&The Pacemakers(以下、ヘルマン)は、僕が大学生のころに出会ったバンド。当時は、バンドみたいなものには特に興味はなく、僕はももっぱら、山崎まさよしや、スガシカオなどが好きで聞いていた。
ヘルマンを知ったのは、友人の紹介で。ライブに行ってみると、楽しくて楽しくて。それから何度も足を運びました。気づいたら、CDを購入して、ヘビロテするぐらいになってました。
それから時は流れ、SNS経由で、僕の知り合いとヘルマンメンバーが結婚したことを知り、ちょっと驚く。でも、ヘルマンのことは遠い昔のことだと思っていた。正確には忘れていた。そんなときに、あるニュースを目にする。
岡本洋平さん(同じ洋平なので、覚えていた)が、がんだと。僕もがんの治療をしていたので、がんのニュースには敏感になっていた。それが、昔好きだったバンドのボーカルががん。しかも、のど。歌えない?もう聞けない?そんなことが頭をよぎり。。。
でも、がんとわかったからと言って、連絡をとるのも変だし、何かできるわけでもないし、モヤモヤした日々が続いていた。
そんな時、岡本さんから連絡をもらった。
治療がうまくいったこと、7月の復活に向けて動いていること、同じ娘をもつ親としてなにかできないか、と。
もうめちゃくちゃ嬉しくて。
3月に恵比寿でランチをしました。
初対面でしたが、ぼくは何度もライブや映像を見ているので、初対面な感じがしなかったんですが、岡本さんはそうではなかったと思います。
いろんな話をして、あっという間の2時間。帰り際に、岡本さんになぜか、私は写真を撮られ、それをインスタにアップされるという事態に。
これはこれで嬉しかった。
そして、ほどなくリリースされた7月の復活ライブ。速攻で、チケットを手に入れた。ライブのチケットを買うことすら、学生時代のヘルマンぶりかもしれない。
このチケットを手に入れてからは、ヘルマンのベストアルバムを毎日のように聞いていた。中でも、好きな曲が「アクション」。これは、娘と一緒に聞いていたら、娘も好きになり、一緒に口ずさむようになった曲。
とりわけ、ウルフのジャンプを真似していました。
迎えた7月13日(金)の復活ライブの日。
その日、ぼくは抗がん剤治療の日でした。いつものように病院に行って、治療をする予定でした。しかし、採血のデータが悪く、その日は治療はできないことになりました。治療をすれば副作用でズドーンとしんどくなるわけですが、それがなかったおかげで、ヘルマンのライブを元気なまま見れる。すべてがうまく行くようにできていたわけです(治療ができたほうが良かったのかもしれませんが)。。。
はじまってるぜ!ヘルマン復活ライブ! pic.twitter.com/I8JEAuUqIp
— 西口 洋平/キャンサーペアレンツ (@nishigucci) July 13, 2018
もう興奮しっぱなしの時間となりました。
ヘルマンの前にステージに表れた曽我部恵一さん(サニーデイサービス)。アコースティックセットで弾き語り。完全に持っていかれました。泣きました。
そして、ヘルマン。
写真はとれなかったので、ヘルマンの公式ページから。
最高にステキな時間を過ごすことができました。
本当にありがとう。
岡本洋平さん、おかえり。
次は、7月22日(日)キネマ倶楽部。
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