がんの授業(小学校6年生)
墨田区の小学校で、がんの授業を実施してきました。
2時間構成で、1時間目は、学校の先生から「がんの基本知識」をお話しをいただき、その後、2時間目で「がんになった人の話を聞く」という流れです。
1時間目の授業だけで、そのへんの大人よりもがんの知識があり、「2人に1人ががんになる」「5年生存率が6割超えてる」など、ほぼ全員が理解していました。
やはり、最初は「ステージ4のがんの人がくる」ということで、すごい緊張感がありましたが、いくつか笑いを交えて話しをしていくと、徐々に緊張もほぐれて、笑顔が出るようになりました。
もちろん、私のライフワークであるキャンサーペアレンツの話もしました。
生きていくうえで、仲間の存在はかけがえのないものであること。それが、くじけそうになった時の支えになる。そして、前向きになれる。そのおかげで、僕もここにいると。
身近な人(お父さんやお母さん)ががんになったら、どうするのか?
答えのない問題ではありますが、みんなで話あってもらって、それぞれ発表してもらいました。「笑顔で接する」「お手伝いする」「一緒にゲームをする」「一緒にいる時間をたくさんつくる」など。
お父さんだったら、こんな風にしてくれたら、嬉しいだろうと思います。
まだまだ、がん教育ははじまったばかりです。
正解があるものではありませんが、がん体験者ができることは大きいものがあります。
私はこれからも、こどもをもとがん患者として、より多くのこどもたちに「がんの授業」を通じて、いろんなことを伝えていきたいと思います。
まだまだ死ねない!