35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

ダイバーシティ

この言葉、良く耳にします。

私もがんになってから、もうすごい巻き込まれていった感じです。

 

ダイバーシティとは、

多様性」などの意味を持つ英語。綴りは「diversity」。労働における「人材多様さ」の概念などとして用いられる場合がある。

(実用日本語表現辞典)

とのこと。

 

ここでいう多様性、多様さとは、「それぞれの人の、その人らしさ」ということを指しているのかと思うんですが、なかなかそんな風には解釈されていないと感じます。

 

つまり、「女性」「LGBT」「病気」とか、なんかそんな状態や状況に対しての話になっていて、なんかしっくりこない。確かに、「女性活躍」とか「両立支援」みたいなものが大事ですが、それがそのままイコール、ダイバーシティではない。

 

お互いの『個性』を理解し、尊重する。目的や考えを明確にし、ともに進む。

理解できていなかったり、価値観を変えられなかったり、目的がずれていたり、そんなところには、ダイバーシティは実現しえない。

 

特徴的な状態の人だけでなく、本当の意味で、多様な人が、その人らしく、活躍できるコミュニティが大事なんだと思う。

 

個性に大きいも小さいもなく、あるのは、その人そのもの。70億人分の1人。

 

ぼくは、がんの人でもあるが、西口洋平、その人である。

 

 

https://cancer-parents.com