病院で、病院勤務の方に、お話しました
通院している病院。私は、いち「がん患者」であります。
かたや、キャンサーペアレンツの活動を応援をしてくれており、ケモ室の前には、チラシを置いてくれていたり、常に気をかけてくれています。
そんな中で、病院勤務の医師や看護師、様々な職種の方に、患者のリアルを伝えてほしいということで、お話しする機会をいただきました。ありがたい限りです。
平日の夕方、17:00。
病院内の講堂に、100名の方が集めってこられました。中には、オペを終えたばかりの医師や、出勤日ではない看護師の方の姿もありました。
私のがん発覚から、治療のこと、仕事のこと、キャンサーペアレンツのこと、その中での患者さんの生の声、そして、今後の目標について、お話しをしました。
お話しのあと、執刀医からは、こんな質問がありました。
「手術後、転移があり、手を付けれなかった。そのことを告知する、タイミングや伝え方は適切だったかどうか」と。
ベテランの医師なのに、2年前のことなのに、気にかけていたのかと思うと、なんと大変な仕事かと思うし、正解がないんだと思う。
アンケートでは、下記のようなコメントをいただけました。
■もっとこのような講演会を行ってほしい
■前向きに活動することが免疫も良くしているのは確かだと思います。「サギ」も繰り返せば本当になるでしょう!
■最近母が入院し、はずかしながらはじめて患者家族の気持ちになりました。先の見えない不安など病気以外の情報の少なさを感じています。
■キャンサーペアレンツと医療機関の連携、大きな宿題をもらった気がします。
■働いているとなかなか患者さんひとりひとりに対してお話を聞くという時間はとれなくなってしまいます。特に成人期の方は自立度が高く、ケアなどに入ることも少なくお話しを聞く時間は更に減っています。そういった方に対してのお話しの方法など伝えていただけるとありがたいです。
■普段、前向きでない患者さん(末期)ばかりみているので、とても前向きな患者さんの話を聞いてちょっとカルチャーショック。楽しい時間でした。たぶん、西口さんはこの力ですごく長生きできると思いました。病は気から、前向きは大事!です。
■本日は、貴重なお話をどうもありがとうございました。前向きに頑張っている姿に心が打たれました。以前外科病棟で働いていた時に4歳の男の子を持つ胃がんの女性を受け持っていた時、その方が同じ環境の人がいないと話していた事を思い出しました。西口さんの今の活動を是非その時伝えられたら、と思い、これから、そのような方がいたら、どんどん伝えていきたいと思いました。お身体無理なさらず、頑張ってください。
■貴重な話を聞けて良かったです。過去に関わっていた患者さんを思い出しました。西口さんと本当に同じような境遇の方です。その方との関わりがあったからこそ、今私は緩和ケアで働いています。その方は今いませんが、色々と思い出しました。日々反省しながら仕事をしていますが、原点を思い出せました。ありがとうございました。
■友人が夫婦でがんを患い、まあ子供も3歳、1歳であり、悩んでいた話を聞いていたので、この会を友人夫婦に紹介したいと思います。
聞いていただいた方に、何かを感じていただけたのなら、嬉しいです。
これからも、いち「がん患者」として、闘病は続きます。そして、キャンサーペアレンツの活動も、これからが勝負です。
これまでと変わらぬご支援をお願いいたします。