仲間の死
これまで、多くの方と新たに出会い、そしてその分、死にも触れてきました。
キャンサーペアレンツとは、そういう場所だとわかりながらも、訃報に触れるたび、むなしさに襲われます。
何かできることはなかったのか。これからできることはないのか。無力さを痛感します。
うまい言葉が見つかりません。
かける言葉がありません。
ひとつ言えるのは、「また会おう」ということ。
キャンサーペアレンツを立ち上げて間もない時期に登録をしてくれて、Skypeでお話したり、オフ会の会場を探したり、メディアに声をかけたり、取材に応じていただいたり、仲間の死を一緒に悲しんだり、えほんをつくったり、色んなアイデアを出してくれたり、僕のことを褒めてくれたり、自分がツライなか気を遣ってくれたり。
そんな彼女が、逝きました。
先日、みんなで集まったときに、お母さん、旦那さんと一緒にご飯を食べることができて、うれしかったです。それまであまり食べれてなかったのに、うれしくていっぱい食べれたという話を聞いて、うれしかったです。最後まで、キャンサーペアレンツのことを気にかけてくれて、うれしかったです。
想いは受け取ったので、責任をもって、カタチにします。
ありがとう。