35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

仲間の死

これまで、多くの方と新たに出会い、そしてその分、死にも触れてきました。

 

キャンサーペアレンツとは、そういう場所だとわかりながらも、訃報に触れるたび、むなしさに襲われます。

何かできることはなかったのか。これからできることはないのか。無力さを痛感します。

 

うまい言葉が見つかりません。

かける言葉がありません。

 

ひとつ言えるのは、「また会おう」ということ。

 

キャンサーペアレンツを立ち上げて間もない時期に登録をしてくれて、Skypeでお話したり、オフ会の会場を探したり、メディアに声をかけたり、取材に応じていただいたり、仲間の死を一緒に悲しんだり、えほんをつくったり、色んなアイデアを出してくれたり、僕のことを褒めてくれたり、自分がツライなか気を遣ってくれたり。

 

そんな彼女が、逝きました。

 

先日、みんなで集まったときに、お母さん、旦那さんと一緒にご飯を食べることができて、うれしかったです。それまであまり食べれてなかったのに、うれしくていっぱい食べれたという話を聞いて、うれしかったです。最後まで、キャンサーペアレンツのことを気にかけてくれて、うれしかったです。

 

想いは受け取ったので、責任をもって、カタチにします。

 

ありがとう。

 

 

 

https://cancer-parents.com

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