35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

小学校でがんの授業

2月13日(火)と15日(木)、東京都墨田区の小学校で「がん」の授業を担当しました。

 

墨田区では、「がん教育」についてもしっかりと取り組まれており、すごいなと感じます。

墨田区がん対策基本方針(平成26年3月) 墨田区公式ウェブサイト

 

1時間目は、テキストを利用して、がんの基礎知識を学びます。

なぜがんができるのか?そのメカニズムは?がんの原因は?予防はできるのか?どんな治療があるのか?などなど。

 

それを受けて、2時間目では、がん体験者の話を聞いて、「身近な人(自身も含めて)ががんになったらどうするか」ということを考える時間に。

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座ってる(複数の人)、テーブル、室内

 

授業では、自己紹介、がんが見つかった経緯、そのときにどう思ったのか、周囲の支え、キャンサーペアレンツのこと、がんになって気付いたこと。そんなことをお話をして、その後、こどもたちには、チームで「身近な人ががんになったらどうするか?」を考えて、発表してもらいます。

 

お手伝いをする。

したいことをさせてあげる。

話を聞いてあげる。

ずっと一緒にいてあげる。

笑って過ごす。

特別扱いをしない。

 

そんな言葉が出てきます。

いつもすごいなと思いながら、6年生になれば、もう立派に家族を支えられる存在になっている。

 

そして、今日、ここで聞いたこと、話したことを、家に帰ってから、家族で話をしてねと伝えています。がんのことを知ることはとても大切だし、いろんなことに気付ける。

 

がんの人がいる家族でも、いない家族でも、改めて話ができる機会になればいいなと思います。

 

まだまだ私の話には、至らないところがたくさんありますが、これからも色んな学校に訪れ、自身の体験を通じて、がんのことだけでなく、生きること、時間、家族、友達、自分のために生きる。そんなことを伝えていきたいと考えています。

 

そして、この「がん教育」が、もっともっと全国的に広がっていくことを願っています。

 

 

 

https://cancer-parents.com

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