小学校でがんの授業
2月13日(火)と15日(木)、東京都墨田区の小学校で「がん」の授業を担当しました。
墨田区では、「がん教育」についてもしっかりと取り組まれており、すごいなと感じます。
墨田区がん対策基本方針(平成26年3月) 墨田区公式ウェブサイト
1時間目は、テキストを利用して、がんの基礎知識を学びます。
なぜがんができるのか?そのメカニズムは?がんの原因は?予防はできるのか?どんな治療があるのか?などなど。
それを受けて、2時間目では、がん体験者の話を聞いて、「身近な人(自身も含めて)ががんになったらどうするか」ということを考える時間に。
授業では、自己紹介、がんが見つかった経緯、そのときにどう思ったのか、周囲の支え、キャンサーペアレンツのこと、がんになって気付いたこと。そんなことをお話をして、その後、こどもたちには、チームで「身近な人ががんになったらどうするか?」を考えて、発表してもらいます。
お手伝いをする。
したいことをさせてあげる。
話を聞いてあげる。
ずっと一緒にいてあげる。
笑って過ごす。
特別扱いをしない。
そんな言葉が出てきます。
いつもすごいなと思いながら、6年生になれば、もう立派に家族を支えられる存在になっている。
そして、今日、ここで聞いたこと、話したことを、家に帰ってから、家族で話をしてねと伝えています。がんのことを知ることはとても大切だし、いろんなことに気付ける。
がんの人がいる家族でも、いない家族でも、改めて話ができる機会になればいいなと思います。
まだまだ私の話には、至らないところがたくさんありますが、これからも色んな学校に訪れ、自身の体験を通じて、がんのことだけでなく、生きること、時間、家族、友達、自分のために生きる。そんなことを伝えていきたいと考えています。
そして、この「がん教育」が、もっともっと全国的に広がっていくことを願っています。