35歳でのがん告知、最後の仕事。

35歳、妻と子(6歳)を持つサラリーマンに訪れた、突然のステージ4のがん告知。自身と同じ境遇の人たちが繋がれる「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(https://cancer-parents.com)を立ち上げ、治療と平行して活動を続けている。最後の仕事の記録とする。

黄疸か・・・

お盆休み中のある日。ものすごく暑い日でした。

「ちょっとしんどいなー」と感じて、家に帰ってしばらくすると、明らかに熱があると思える。ただし、体温計は使わない。悪寒を感じた。

 

カラダを冷やさないようにしながら、早く寝ることに。しかし、どんどん体温が上がっているのか、涼しくしないと寝れなくなり、クーラーの温度を一度下げる。

 

翌日、多少の寝不足はあったものの、体温が少し下がり、だるさはそれほどでもなかった。しかし、そこから出てきたのは、尿の色が異様に濃いということ、肌がかゆいということ、便の色が少し薄いということ。

 

これはもう、間違いなく黄疸の症状であり、過去に経験済み。

ただ、カラダはあまりだるくない。病院に行くと間違いない入院。でも、まだ予定があり、お休みが明けたら病院に行こうと考えていた(というか、通院日がある)。肌のかゆみはシャワーを浴びればとれるかもしれないと思ったが、とれるものではない。ならばと、ウナコーワクールの登場。塗り塗りしていたら、目から涙が出てきた。

 

そして、また翌日になれば、だるさはなくなる。白目が黄色くならないかをチェックしていたが、白いまま。次第に、尿の色も普通にもどりつつあり、肌のかゆみも徐々にではあるがひき始めた。

 

そして今。

いたって普通の状態に戻った。たまに、肌にかゆみは出るものの、それはいつもそれと見分けがつかないぐらいのもので、気づかない。

 

明日は通院日で、もれなく採血をする。

そこで、ビリルビンの値が高ければ、状態を見ながらさらに検査し、入院となる可能性もある。抗がん剤の投与はどうなるか。ひょっとすると、そのときに病院に来なかったことを咎められるのかもしれない。何もないことが一番よいが、いずれにしても、カラダの中で一時的に異変があったことは事実。

 

遅かれ早かれ、入院はしなくちゃいけない。でも、それがイヤなだけです。でも、もっとイヤなのは、元気じゃなくなること。普通の生活から遠ざかってしまうこと。

 

明日の通院は、素直になります。

 

 

 

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