1歳
2016年4月1日。
自身の「ステージ4のがん」を告白し、キャンサーペアレンツの立ち上げを宣言しました。
そして今日。
2017年4月1日。
がん告白から1年、キャンサーペアレンツが1歳となりました。
この1年間。
たくさんの方に支えられ、出会い、気づき、そして、数えきれない感謝がありました。本当にありがとうございます。僕自身も早く、支えて頂いた多くの方々に恩返しができるよう、精進をしていきます。
おかげさまで、病状は今のところ安定しています。週に1度の通院は今も続けており、抗がん剤も2種類から1種類へ。手術はできず、治療の選択肢も狭まりつつあります。今は、一日でも今の生活が続くことを願っています。
がん告知からは丸2年。すでに奇跡は起きていますので、これからも奇跡を起こし続けます。
キャンサーペアレンツは、1年で700名を超える「こどもをもつがん患者」の方にご登録をいただいています。平均年齢は42歳。周囲に若い世代のがん患者がおらず、子育てや仕事、お金など生活に関しての悩みを抱えている方がたくさんいます。そういった方々がつながることで、気持ちがラクになり、前向きになる。世の中に声なき声を届け、そして、希望につながるためのアクションを促し、社会を変える。
そんなことを本気で考え、はるか先にある目標に向けて、長い階段の1段目をあがったところです。
いつ死ぬかわからない。
つまり、いま、生きている。
死を考えた時、生きることを考えた。
キャンサーペアレンツは、僕そのもの。
うまくいかないこともたくさんある。それも僕なわけで。
まだヨチヨチ歩きもできていませんが、早く歩けるようになりたいです。そして、僕が死んでも、10年、20年と存在し続けていけるようにしないといけません。
1歳の誕生日。
来年の誕生日も!と安易には言えませんが、これからもよろしくお願い致します。
2017年4月1日
西口洋平
東海テレビ「ONE」
先日開催をした「キャンサーペアレンツの集い in Nagoya」の様子を、東海テレビ「ONE」のなかでご紹介をいただきました。
ニュースのリンクは下記となります。
※下記、サイトから転載
子育て世代のがん患者 名古屋で集会
2017/03/25 18:47
NHK「おはよう日本」
キャンサーペアレンツにて実施をした「がん患者のコミュニケーションに関する実態調査」について、NHKのおはよう日本にて、ご紹介をいただきました。
なかなか声になって表に出てこない、子育て世代、働き盛り世代のがん患者の声をこれからも発信をしていきます。
キャンサーペアレンツ「がん患者のコミュニケーションに関する実態調査」レポート - Docs.com
名古屋でオフ会を開催しました
キャンサーペアレンツ開設以来、はじめてとなる名古屋でのオフ会。
「キャンサーペアレンツの集い in Nagoya」を3月25日(土)に開催いたしました。
天候にも恵まれ、当日は30名を越える方にお越しいただきました。小さなお子さんもたくさん来てくれて、終始和やかな雰囲気での進行となりました。
がん患者、親の気持ち、活動にかける想い、いろんなことを世の中の方に知ってほしいという想いから、テレビ局、新聞社、雑誌社など、メディアの方にもお越しいただき、取材をいただきました。
参加された方のアンケートでは、全員から次回も参加したいというコメントをいただくことができ、僕はまだしばらくの間、くたばることができなくなりました(笑)。
ご参加いただきました方々に、心からお礼を申し上げます。
エンプロさま、東京海上日動さま、ワークハピネスさま、また、お手伝いをいただいたみなさん、本当にありがとうございました。そして、次回もよろしくお願いいたします。
中学生の感想
先日、都内の中学3年生向けに「がん教育」の一環で、お話しをさせていただきました。その感想が届きましたので、100名分に目を通しました。
それぞれが様々な感想をもってくれていて、嬉しかったです。
なかには、親をがんで亡くされていて、大変な思いをしたにも関わらず、僕の話を受け止めてくれていたり。
なかには、命を大切にして、今を精いっぱい生きていきたいと、病気のことではなく、考え方に触れてくれたり。
なかには、同じ関西の出身で、一緒にがんばろうとか、講演の中で話かけてくれてありがとうとか。
すべての感想が、話しをしたこと以上に理解をしてくれていて、自分なりの解釈をして受け止めてくれていることに、本当に驚かされました。読みながら、前頭が熱くなりました。
これからも機会があれば、がんになって気づいた「当たり前のこと」について、お話ししていきたいと考えています。
親のがんを子どもに伝えるべきか?
メディカルトリビューン社が運営する医療メディア「あなたの健康百科」にて、キャンサーペアレンツの調査結果を取り上げていただきました。
より多くの方に今回の結果を知っていただき、こどもとのコミュニケーションを後押しするものになればいいなと考えています。
針さし
ほぼ毎週、点滴による抗がん剤治療をしています。
病院に行けば、採血で針をさし、点滴で針をさします。最低でも2回は、針をさされるわけです。
ですが、僕の血管がなかなか見えにくく、ずっと点滴をしていることもあり、「血管が逃げる」「なかで潰れている」などという状態らしく、なかなかすんなり刺させてもらえず。
2度3度、失敗することもあります。そうなると、ブスブスと針をさす回数がふえていきます。どう転んでも、気持ちの良いものではなく、できることなら刺したくないわけで。
最高記録は、採血で2度、点滴で4度で、計6度も針をさされました。もう、痛いというか、辛いというか、悲しいというか、あきれるというか、そんな感情なわけで。
でも、こうして治療ができているのはとても良いことだと思っています。ありがたいです。
いつ、今の抗がん剤が効かなくなるかわかりませんが、できる限り続けていこうと思っていますし、針を何度刺されても我慢します。
(とはいえ、一発でお願いします)
資生堂さんとのメイクアップ勉強会
資生堂さんのご協力により、キャンサーペアレンツと共催にて、がん患者さんのためのメイクアップ勉強会を開催することになりました。
がん治療における副作用などによる外見の変化で、外出や人に会うことが億劫になったり。また、気持ちが沈んでしまったり。
そこで、外見変化を目立たなくするメイクアップアドバイスを資生堂さんとともに学び、家に帰ってから自身でメイクができるようになっていただけます。
キャンサーペアレンツ会員の方に向けたイベントとなっておりますが、参加費は無料で、メイク相談、お土産もあり、参加者の交流会も実施いたします。
是非、ご参加ください。
資生堂さんとのコラボ企画!がん患者のためのメイクアップ勉強会
今後も、様々な活動を通じて、前向きになれるように、サポートしていきます。